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子供のレトリーバル

早寝早起きは相変わらずである。
今朝も5時前に目を覚まし、FF21を聴く。
昨日F21で新しいガイドと会い、何だかF21が面白くなってきている。
私の癖、というか性格か、一度懲り始めるとしばらくそれを繰り返す。
良いか悪いかは別として、そう言う性格なのだ。
早速FF21である。

F21到着。
新しいガイドのビヨールさんはいるかな、と見回してみると、
なんと既に自分の目の前にいる。
ビヨールさんは微笑むと、無言で私の右手に腕を絡ませてくる。
まるで恋人同士みたいに、腕を組んで歩き始める。
ブリッジカフェの裏手、大通りを進んでいくと、右前方にピラミッドタワーが見える。
ああ、久しぶりだな、とか考えていると、既にピラミッドタワーの前に来ている。
中に入り、例によってエレベーターに乗り込む。
「今日は何処に行くの?」
ビヨールさんに訊かれ、何処かな、と思う。
ふと浮かんできたのが、F23。
エレベーターのフロアボタンを「23」を押す。
エレベーターが動き出し、F23に到着。
降りると、そこはビルの1フロアのようである。
長い廊下が延びていて、廊下の左側に椅子とテーブルがずらりと並んでいる。
そこに、様々な人が座っている。
一人の人もいれば、何人かで固まって座っている人たちもいる。
みな一様に無言である。
その人たちの前を通りながら、あるテーブルに意識が向く。
そのテーブルには、向かい合わせに椅子が4つ並んでおり、
2人の少年が座っている。
ひとりは小学生高学年か、そしてもう一人はまだ小さい。5~6歳だろうか。
私はそのテーブルに行き、空いている椅子に座る。
そして少年たちを観察する。
二人ともうつむいたままで無言である。
私が来たことに気付いてはいるのだろうが、全く反応しない。
取り敢えず話しかけてみる。
「こんにちは。ここで何をしているの?」
「・・・・・・」
「誰かを待っているのかな?」
小さい子の方が「お母さんを待っているの」
「お母さんを待っているの? お母さん、帰ってこないの?」
「・・・うん、ぼくたち良い子にしているのに、お母さん帰ってこないの・・・」
妙に悲しそうな面持ちである。
そのとき、情報の固まりが入ってくる。
昭和60年、夕方、火災・・・
この子たちは、家で母親の帰りを待っているときに、何らかの原因で火事になり
そこで命を落としたのだろうか・・・
「どのくらい待っているの?」
「ずっとだよ。ずーーーっと待ってるの。ぼくたち良い子にしてるのに・・・」
兄の方は相変わらず無言のままである。
兎に角、この二人を行くべきところに連れて行こう、と思う。
「ねえ、実は今日おじさんがここに来たのはね、君たちのお母さんに頼まれて来たんだ。
お母さん、ある理由があってここに君たちを迎えに来られないんで、代わりにおじさんが
迎えに来たんだよ。お母さんのところに一緒に行かないかい?」
「おじさん、お母さんの知り合いの人?」
「そうだよ。お母さんのお友達だ。だから・・・」
「でも僕、おじさんに会ったこと無いよ。知らない人にはついて行くなってお母さんが
言ってたよ。だから行かない」
「おじさんのこと知らないかい? よく観てごらん」
そう言って二人の顔を交互に見る。
弟の方は相変わらずの感じだが、兄の方は何かを感じたようである。
まっすぐに私を見て、自分たちの状況を理解したようである。
そして私を見つめながら、小さく小さく頷く。
私も無言で兄に頷き返す。
「さあ、行こう」
「でも知らない人について行っちゃダメだって、お母さんが」
「大丈夫だよ、この人はお母さんの知り合いだから」
兄はそう言うと、椅子から立ち上がる。
弟も兄に付いて立ち上がった。
二人を連れ、廊下をエレベーターまで戻り、そのままF27へ。
いつものレセプションセンター横の公園に来る。
そこには数人の人が出迎えに来ている。
それが少年たちとどういう関係の人々なのかは分からなかったが、
少年たちはその人たちについて行った。
どうやら無事、レトリーバル出来たようである。
ふと、自分の右側にビヨールさんの気配を感じる。
右を向くと、ビヨールさんが微笑んで立っている。
レトリーバルの最中は全然気付かなかったが、ずっと一緒にいてくれたのだろう。
感謝の気持ちが沸いてくる。
そうだ、SPに行って、他のガイドたちにビヨールさんを紹介しよう、
と思ったところで、帰還のナレーション。
ビヨールさんに感謝して、C1帰還。
高橋さんたちに、ビヨールさんを紹介する時間は無かったが、
きっとお互いによく知っている仲だろうな、とも思う。
なんせ、みんな私のガイドなんだから。

久々のちゃんとしたレトリーバル。
救助した相手が子供だった所為か、妙に安心感がこみ上げる。
あの子たちは母親の帰りを待ちながら、何かの原因で火事になり
帰らぬ人となったのだろう。
母親の気持ちを思うと、いたたまれない気持ちになるが、
どうにか囚われの状態からは救出したことを知らせて差し上げたいな、と思う。
その手立てがあれば、いいのにな・・・

この記事へのコメント

- MID - 2010年02月05日 19:05:52

jazzさん、こんばんは。

たわいない子供2人のレトリーバルの話しは、ブログを読んでる僕の心も暖まりました。

jazzさんを始め、ブログ読者の心を開く効果が予想されますね。

もしかして、
『ビヨールさん効果、恐るべし』
と言う事でしょうか。

- リオ - 2010年02月05日 23:04:17

臨場感のある描写に、
話に引き込まれ感動してしまいました。
よく見かけるヘミシンクのレトリーバル体験記は、
あまり感情を感じさせない記録のようなものが多かったと思いますが、
今回のお話には、jazzさんのやさしさがとても良く現れていたと思います。
また、弟を気遣う、お兄ちゃんの心が伝わってくる様でした。

魂のつながりから見れば
確かに「お母さんのお友達」なんでしょうね。

MIDさんへ - jazz - 2010年02月06日 00:29:20

MIDさん、こんばんは。
いつもコメントありがとうございます。
レトリーバルは救出した相手だけでなく、こちらも癒される気がします。
きっとレトリーバル体験は救出する側、される側双方にとって必要なのでしょうね。
一時期、非常にはまって毎日のようにレトリーバルしていたときもありましたが、
最近はほとんどやっていなかったので、久しぶりにとても良い経験が出来た気がします。
MIDさんの言うとおり、ビヨールさん効果なのかもしれませんね。

リオさんへ - jazz - 2010年02月06日 00:34:49

リオさん、コメントありがとうございます。
レトリーバルはいつもそうですが、本当に何が起こるか予想がつきません。
やりながら、本当にちゃんとレトリーバル出来るんだろうか、とか思いながら
やっているんですが、なんとかF27まで連れて行けたときはほっとします。
今回は相手が子供だったので、安堵感もひとしおでした。
最近はめっきりレトリーバルをしていませんでしたので、
これから頻度を上げていこうと思います。
個人的には結構好きなセッションなんで・・・

なんだか涙が出てしまいます - tongle - 2010年02月06日 18:35:52

子供の救出。
なんだか涙が出てしまいます。

tongleさんへ - jazz - 2010年02月07日 21:57:11

tongleさん、コメントありがとうございます。
相手は子供だと、F27に連れて行けると本当にほっとします。
F27に行った後、彼らがどうなるのか、どういう未来を選ぶのかは分かりませんが
選べる状況にまで連れて行くことが出来たことに、ほっとします。
子供に限らず、囚われの状態にいるというのは耐えられない辛さがあるのではないでしょうか。
自分がそのような状況にいるとしたら、やはり何とかして救出して欲しいと思います。
もっとレトリーバルの頻度を上げるべきだな、とは思いつつも、他にも興味が尽きることなく、
いろいろな世界に行ってみたくなっちゃうんですね・・・

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soul station について

物質界と非物質界を行ったり来たり。 自らのヘミシンク体験記録。

ヘミシンクのことを初めて知ったとき、「ホントかよっ!」 と半信半疑だった。 同時に 「ホントだったら凄いな!」 と心の何処かで興奮した。 これは自分で確かめるしかない。 ということで、自らのヘミシンク体験を記録し始めた。

プロフィール

jazz

Author:jazz
プラス思考でもマイナス思考でもなく、ニュートラルが一番と思って生きてきたが、ヘミシンクを通して、やっぱりプラス思考の方が理に叶っていると思い始めている。 趣味はヘミシンク、音楽はジャズ、飲み物はコーヒー、そして機械式腕時計の好きな中年オヤジである。

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