オヤジ、お疲れ様。

4月5日に、父が他界した。
享年86歳。
3年ほど前から血液のガンである多発性骨髄腫という病気を患っていた。
薬と通院で症状を抑えながら来ていたが、ここ1年ほどは
アルツハイマーも併発し、同じことを何度も繰り返すようになっていた。
今年に入り、父は目に見えて痩せてきた。
2月の1ヶ月で9kgも体重が落ち、歩くことさえままならない状態になった。
これはおかしい、ということで病院に連れて行ったところ、即入院。
大腸がまともに機能していないという。
1ヶ月ほど入院していたが、日に日に弱っていくのが見ていて痛々しかった。
そして4月5日、ついに父は力尽きた。

入院してから他界するまでの1ヶ月、父はよく頑張ったと思う。
よく病院のベッド上で、早く家に帰りたい、と言っていた父。
元気になったら帰れるよ。
そう励ましつつも、それは叶わないことと知っていた。
そして漸く家に帰ってくることが出来た。
父の思っていた形ではないかもしれないが、帰ってきた。

何日か前、ヘミシンクで父に会えるかどうか試してみた。
いまどのフォーカスレベルにいるのか判らなかったので、
メタミュージックを使ってみた。
インナージャーニーを聴きつつ、父が現れるのを待つ。
いつまで経っても父の姿らしきものは見えてこない。
取り敢えず、そこにいるかどうかは判らないが質問をしてみる。

「オヤジ、今回の人生はどうだった?」

なんとなく、私の心にひとつのフレーズが浮かぶ。

「まあまあかな」

たったそれだけ。
ひとこと、まあまあかな。
あとでこの事を妻に話すと、妻は
お父さんが言いそうだよね、と言って泣いた。
たしかに父が言いそうなフレーズである。
父はどんなに素晴らしいものでも決してストレートに褒めることはなかった。
素晴らしい風景を見ても、最高に美味しい料理を食べても、
まあまあかな。
父のこのフレーズはある意味、最高の賛辞なのだ。

非物質界での父との接触(らしきもの)は、この一言のみだった。
もっといろいろ話がしたかったが、それは叶わなかった。

オヤジ、86年間、本当にお疲れ様。
あとはそっちでのんびりやってくれ。
時々会いに行くかもしれないが、
その時は適当に相手をしてやってくれ。

本当に、本当にお疲れ様。

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soul station について

物質界と非物質界を行ったり来たり。 自らのヘミシンク体験記録。

ヘミシンクのことを初めて知ったとき、「ホントかよっ!」 と半信半疑だった。 同時に 「ホントだったら凄いな!」 と心の何処かで興奮した。 これは自分で確かめるしかない。 ということで、自らのヘミシンク体験を記録し始めた。

プロフィール

jazz

Author:jazz
プラス思考でもマイナス思考でもなく、ニュートラルが一番と思って生きてきたが、ヘミシンクを通して、やっぱりプラス思考の方が理に叶っていると思い始めている。 趣味はヘミシンク、音楽はジャズ、飲み物はコーヒー、そして機械式腕時計の好きな中年オヤジである。

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